室蓬会は、手厚い待遇と充実した福利厚生で、長く働き続けられる職場です。特定処遇改善手当をはじめとした各種手当や、育児・介護・看護休暇取得にもしっかり対応しております。また、未経験者にも丁寧に指導を行い、一人ひとりがスキルを習得し、ステップアップできるように職場内研修、リモート研修、職場外研修などの各種研修への参加やシフト調整など、サポートを行っております。持続可能な社会福祉のために、職員が安心して働ける職場づくりを行っております。

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いちJOB

室蓬会は労働環境改善の取り組みをおこなっております。

キャリアアップ支援
キャリアアップ支援

初任者研修、実務者研修の受講のためのシフトの調整、受講支援、喀痰吸引研修など専門性の高い支援技術を取得しようとする際にもシフトの調整や、職務専念義務免除の活用など本人が意欲をもってできるよう支援しております。

両立支援・多様な働き方の推進
両立支援・多様な働き方の推進

・理事長、常務理事及び管理者の会議を毎月開催し、職員の雇用管理等の情報共有、安全衛生について検討。
・有給休暇を毎月1日取得するよう推進。
・職員の事情等の状況に応じて働きやすい勤務シフトの調整。
・年4回、非正規職員から正規職員への転換試験を実施。

腰痛を含む心身の健康管理
腰痛を含む心身の健康管理

全職員に毎年1回以上の健康診断とストレスチェックの実施や、介護士の腰痛予防の取り組みを年2回行っており、職員の健康増進に努めております。

職種ごと/施設ごとの職員をインタビューしました。

介護士 村上 奈々美

やまぶき荘 1年目

主な業務:特別養護老人ホーム入居者の介護(2名担当)
・整容(口腔ケア、整髪など):朝夕2回
・排泄支援:3~4回/1日
・食事/間食の盛り付けと提供:朝昼夕と間食2回の計5回
・入浴支援
・入眠支援

まっすぐに、介護の道へ

「母が介護士として働いていたのと、ひいおじいちゃんがデイサービスを利用していたので、介護という仕事はとても身近でした。」と語る村上奈々美さんは、高校新卒の入社1年目の介護士だ。「私自身もお手伝いをしたり、お年寄りとお話するのが好き」とのことで、小学校の頃から介護の仕事を希望しており、中学校の時にはこはぎ荘での職場体験に参加するなど、まっすぐに介護の道を目指してきたようだ。
 入社直後の印象としては「先輩方が一日の計画について、紙を使って丁寧に説明してくれます。介護についても実際にやってみせて頂きながら丁寧に教えてもらえました。」と語り、社内研修を経て、先輩に付いてもらいながら丁寧な実践指導が行われているようだ。
 職場の良さについては「福利厚生が良い」「職場の雰囲気が良く、誕生会などもあります。楽しくて、話しやすい雰囲気です。」と語る。
 仕事への思いについては、「相手の気持ちになって、ちょっとしたことでも気を付けています。」とのこと。「例えば、入居者さんが寝ているときに、服のしわがあると段差ができて気になってくるので、しわを伸ばしてあげたり、体の向きや高さなど、相手の気持ちになって対応しています。そのように相手の気持ちに立って対応していると「ありがとう」とお声がけを頂くことがあり、とても嬉しくなります。」と笑顔で語ったのが印象的だった。
 最後に、「大変な仕事ですが、感謝の言葉を頂けて、それがやりがいになる仕事です。介護士を希望する方は、是非ご応募頂けると嬉しいです。」とメッセージを頂いた。

ケアマネージャー 伊東 瞳美

やまぶき荘 21年目

主な業務:介護サービス利用者のケアプランニング(約70名を担当)
・ケアプランのカンファレンス、会議
・入所予定者の調査
・ケアプラン等の書類作成
・ショートステイ等の利用者様の送迎
・入居者の見回り、声掛け

最期のステージをどう過ごしたいか
一つでも実現してあげたい。

「人生に寄り添わせてもらう、やりがいを感じる」と語る伊東瞳美さんはケアマネージャーとして、約70人もの利用者のケアプランニングを担当している。ケアマネージャーは、ご本人や家族、介護者や病院なども含めたステークホルダー全体から聞き取りを行い、介護全体のプランを作成、提案し、管理していく専門性の高い職種であり、合格率2割程度の試験を突破し、5年免許更新制の専門職である。「ご本人や家族の思いを引き出してあげながら、それを介護士などに橋渡しする役。人が好きでないとできない仕事。最期のステージをどう過ごしたいか、一つでも実現してあげたい。残された力をお手伝いしたい。」と自身の仕事について内に秘める思い語る。
 印象的なエピソードとしては、「看取りを見据えた時期に、家族とご本人から「おうちに帰りたい」というご要望があり、1時間だけ自宅で過ごして頂いて、その時に撮った写真を部屋に飾って喜んで頂いたことがあった」と語る。正しいケアの方法だけでなく、’こころ’を感じ取り、寄り添った提案を考えられるひたむきな姿勢が、伊東さんの根幹にあると感じた。
 職場については「なにより働く人の好さ。本当に居心地が良い」「希望休や育児休暇が取りやすい」「介護職待遇も年々改善されてきている」と語る。
 利用者目線でのやまぶき荘の良い点としては「個室を備えながら、開放的な施設なので、感染症対策しながら、家族も一緒に出入りして同じ個室で宿泊(簡易ベッド)や食事もすることができるのがとても良い。もっとみんなに知ってほしい。」と、開放的な施設の良さを語る。
 最後に、「この仕事は試験の大変さや、生死に関わるというハードルがある一方で、それゆえに学ぶことや目標を一緒に達成できる喜びもいっぱいある。利用者や施設側としても、専門職がいる安心感もあると思うので、是非一緒にやってくれる人は目指してほしい。」と次世代のケアマネージャーを志す人へエールを贈った。

支援員 斉藤 諒太

前職:アパレル業4年→やまぶき荘→こはぎ荘 10年目

主な業務:養護老人ホーム利用者の生活支援・誘導
・排泄支援
・食事/間食の支援・誘導
・入浴支援
・入眠支援

全力で勧められる福利厚生
 ~セカンドキャリアとして長く働く~

 アパレル業界から半年の職業訓練を経て、介護の世界へ転職を経験したのが、斉藤諒太さん。新聞の広告で「介護職員基礎研修」という職業訓練の応募があり、内容の濃い半年間の勉強を経て、やまぶき荘の臨時の介護士としてキャリアをスタートした。その後1年ほどで現在のこはぎ荘の支援員として施設内異動し、現在は正職員へステップアップした。「アパレルで働きながら、20代後半になるにつれて、仕事どうしようかな、このまま今のところにいるのかな、という焦燥感や精神的な落ち込みもあり、退職。腰を据えて勉強しようかな、と思って勉強したのが介護だった。」と、当時を振り返った。
 転職して10年と長く働き続けてきた理由として「規則と福利厚生がしっかり明確になっている。1年ごとに昇給があって、長い期間働き続けることにメリットがある。福利厚生は全力でお勧めできる。」と力強く語った。
 養護老人ホームでの支援員という仕事については、介護士から支援員となった経歴からの難しさを感じたようだ。「介護保険と自立支援の違いに戸惑いがあった。養護は特老と違い、本人にやれることが多く、やってあげることが、必ずしもその人のためにならない。」と語る。「最初の頃は入浴支援の際に、利用者さんの体を拭いてあげたりしていたが、本人がやれることは自身でやった方がその人のためになる。つかず離れずを支援・誘導することが、支援員皆が悩むところ」と難しさを語った。
 一方で、「利用者さんとのコミュニケーションは大変だけどやりがいの一つ。名前を覚えてもらったり、ありがとうとすごく言ってもらえる。むしろ「顔見なかったな」と逆に心配してもらったりする。」と日々、横のつながりを感じながら働いているようだ。

介護士 千田 寿子

前職:歯科助士→やまぶき荘→室蓬デイサービスセンター 15年目

主な業務:デイサービスの提供、送迎
・デイサービス利用者の送迎
・入浴準備、入浴支援
・排泄支援・誘導
・食事前の口腔体操
・食事、間食準備
・口腔ケア
・お昼寝準備
・書類作成
・体操
・レク活動(軽い運動、創作活動、歌)

支え合い、信頼し合い、笑い合い。
~パートから正職員へのステップアップ~

屈託のない笑顔と気さくに人と関わる姿が印象的な千田寿子さん。キャリアとしては、前職に製造業や歯科助士を経験し、結婚を機に今後需要が増えそうな介護職の資格を取得、子供が保育園に通うようになり、9-16時のパート介護士としてやまぶき荘からキャリアをスタートした。子供が小学校に上がり、8:30-17:30時の非正規日勤デイサービスへ契約変更、3~4年で施設長の推薦を得て、現在のデイサービス正職員となった。ライフステージに合わせて柔軟にステップアップした経歴をもち、このような働き方は、共働きで子育てしていく世帯にとっては一つのモデルとなるのではないだろうか。
 自身のキャリアや今後については「介護職につき、先輩職員から丁寧に教えて頂くことができ、その後デイ異動になり0からのスタート。たくさん覚えることがあり、毎日の積み重ねの中で、職員間でのチームワーク、コミュニケーションをとりながら信頼関係を築き、利用者にとって楽しい時間を過ごしていただけるデイにしていきたいと思います。私は、職員にめぐまれ楽しく仕事ができていると思います。」と振り返った。例えば利用者の席順や入浴の順番など、利用者間の距離が近い場面では、関係性を深く理解した職員の経験が不可欠であり、利用者への理解と、繊細な気遣いが求められるようだ。
 室蓬デイサービスセンターの印象として、「何かやってみよう」という活力の高さを感じた。職員の献身的な介護と声掛けをベースとしながら、利用者の声をすくいあげてバイキング形式の食事を企画・提供し、行事では職員が体を張って利用者を本気で笑わせにいく姿勢が感じられた。実際に室蓬デイに訪れた業者さんが「なんかここのデイは違う」と語ったり、利用者さんからも「一年分笑った」「デイにいるとすぐ時間が過ぎる」という声もあるそうで、訪れる人を元気にするパワーを感じられる施設だ。

職業指導員 小林 俊幸

前職:ホテル調理師25年→室蓬館 1年目

主な業務:福祉サービス利用者の就労支援(菓子パン制作の指導・支援)
・菓子パンの仕込み作業
・利用者の送迎
・菓子パンの制作指導
・新作パンの提案
・利用者の作業記録作業

その他、職業指導員の業務
・惣菜パンの調理指導
・ケーキ等の菓子制作指導
・配送、販売

食をつくり、人を育てる喜び
 ~休日を含めたライフワークバランス~

休日には柔道の指導員として、スポーツ少年団の指導を行っている小林俊幸さんは、25年勤めたホテル調理師から、室蓬館の職業指導員に転職し、職業指導員として菓子パン制作の指導・支援を行っている。「前職は泊まり込みの作業などもあり、土日もなかなか休めなかった。通勤距離も長かった。スポ少には顔を出せない日の方が多かった」と振り返る。「土日休めるところがいいな、と考えていたところ、介護施設で働いている友人から紹介があった。転職してからは、「スポ少に毎回参加するようになった。余計忙しくなった。」と笑いながら語る小林さんの表情には充実感が感じられた。ライフワークバランスが大きく変化した好例だろう。
 この仕事については「最初は、施設利用者さんのお世話をするイメージだったけど、それは生活指導員の仕事。職業指導員は就労を直接サポートする仕事。」と語り、「実際働いてみると、むしろ利用者さんから話しかけてくれて、パン作りも教えてもらうことが多く、皆工程ごとにスペシャリストの感覚を持っていた。」と驚きを語った。また「新商品を試作することがあり、アレンジを試しながら作り、オッケーが出ればすぐに商品化したりするので、フットワークの軽さや、やりがいを感じている。ものづくりが好きな人はやりがいがあると思う。」と仕事のやりがいについて語った。
 最後に、「パン作りでも、柔道でも、伝え方や話すペースなど各々に合わせた教え方が重要。そしてゆっくりでいいからやらせて、できることを広げられる。そのような指導に対して、喜びを感じる。」と、共通する「指導」に対する考えと喜びについて語った。